











橋本です。
今回も私のライフワークの一つであるパピークラスのご報告と、クラスを通じて感じたことを綴らせて頂きたいと思います。
前回の日記から4ヶ月が経つ間に計9頭の子犬ちゃん達にご参加頂き、その内の5頭の子犬ちゃん達が全8回を受講し、見事卒業していきました。
まずは、普段のクラス風景の一部を写真とともにご紹介しましょう。
上の写真は、プレイセッションの様子です。子犬ちゃん同士がふれあう時間です。犬同士の社会化につながります。
診察台に慣れるトレーニングです。
慣れない診察台の上でも、おやつやフードが食べることができればOKです。
クレートやキャリーボックスに慣れる練習です。お出かけや災害からの避難時に、役立ちます。
トイレトレーニングです。上達の第一歩として、排泄のタイミングを把握することが大切です。
飼い主様以外の方からおやつを貰う練習です。子犬のヒトへの社会化につながります。
おすわりの練習です。ごほうびを使うことで、喜んでオスワリを覚えてくれます。
フセの練習です。伏せる姿勢が苦手な場合は、足の下をくぐるところから始めます。
おいでの練習です。 ごほうびを使って、誘導法による「おいで」のトレーニングです。
お耳を触る練習です。コングを使って、お耳のお手入れに慣れてもらいます。
ブラッシングに慣れる練習です。同じく、美味しいコングを使います。
最近は、アシスタントの堀さんにもクラスの授業に講師役として活躍してもらっています。
経験豊かな看護師の堀さん(上の写真の右手)は、笑顔が素晴らしく、どのワンコもファンになってくれます。
続いて、立派に卒業していった子犬ちゃん達です。
修了書授与時のポーズ写真とステキな写真をご紹介致します。
ラブラドールのクッキーちゃん:卒業時には、オスワリ・マテを披露してくれました。難易度の高い技「ヨシダ君」も見事にきまりました。
チワワのモモちゃん:モモちゃんは体格差のあるクッキーちゃんにも、怖がらずに飛びつき、はしゃいで遊んでくれていました。今では、お散歩時にどのワンちゃんとも仲良くできるフレンドリー犬に成長してくれました。
柴犬のサクラちゃん:クラス初回時は、まだお父さんの膝の上に乗れる大きさでした。卒業時には、体も大きくなって、皆さんの前でオスワリやオテを披露してくれました。
シェルティのモカくん:クラス初回時にとても緊張していたモカくんも、回を重ねる度に上手に他のワンちゃん達と遊べるようになってくれました。心の成長もさながら、体の成長もごらんと通り。
ミックス犬のリクくん:卒業時にはみんなの前で、オスワリが上手に決まりました。賞状を手に、リクちゃんを抱っこするお母さんの左手に注目です。ハンドコングをみごとにマスターされています。
さて、この数か月の間でクラスを通じて、ご家族から次のようなお声を頂くことが実際にありました。
・「ある人から、言う事聞かない子犬には叩いて叱ればいいと言われたが、可愛そうでできなかった。クラスに参加して、犬と仲良くなれ、毎日楽しく過ごせるようになった。」
・「病気以外のことでも、毎日の困りごとを相談できてよかった。」
・「以前に飼っていた犬にはしてあげられなかったが、今回はしつけやトレーニングができるようになって、嬉しい。」
・「うちの子は病院に来るのを好きになってくれました。」
※実は、お天気が悪くてもワンちゃんと一緒に自転車で来られるお母さんがいらっしゃいました。お母さんご自身もクラスを楽しみにいらして頂いていたと思います。
これらすべて、パピークラスを続けていて良かったと思える、とても嬉しいお言葉でした。しかし、感動するだけではなく、私にはこれらの声から現在求められている動物病院の姿が見えてきました。
〇ペットを飼うことがつらくなっている方には、楽しいペットライフをご紹介させて頂く。
〇病気のケアだけにとどまらず、日ごろの小さな困りごともケアすることで、より安心して頂く。
〇たとえ悲しいお別れがあったとしても、乗り越えてまたいつかは新しくペットを迎えることができるよう、パピークラスを始め、グリーフケア教室の開催などペットの一生に寄り添うサポートを提供させて頂く。
〇なによりも、動物病院を好きになって頂けるように。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |